漂う随想

心に遷り行く物事をこっそり書き留める。

心理学に関するメモ(単純接触効果(露出バイアス)、自己消耗、バンドワゴン効果、楽しいことを逃すことへの恐怖)

年末商戦の季節、色々と消費誘惑の多いこのごろ。そんなわけで、こちらの記事から、心理学に関する用語とその簡単な意味をまとめてみました。 www.msn.com

「なぜ仕事がツライのか ”燃え尽き症候群”を生むシステム」NHK

「なぜ仕事がツライのか “燃え尽き症候群”を生むシステム」 Amazon BS世界のドキュメンタリー「なぜ仕事がツライのか ”燃え尽き症候群”を生むシステム」を視聴したので、個人的メモ。

(10)怒りの背後には常に弱さがある

先日、仕事でとある人と話をした。仮に「甲氏」としておく。彼は約束の時刻になっても現れず、改めてお電話すると10分ほど遅れてやってきた。この仕事で彼と会うのは三回目になるが、遅刻も三回目である。 今回は甲氏からの希望で面談の日程を設けた。以前…

(9)愚痴は自分の人生を不幸で飾り付ける

親戚付き合いというのもは、洋の東西を問わず悩み事の種となるらしい。 その人は私の義理の親戚だ。仮に「甲氏」としておく。まだ年金をもらうには少々早い年齢である。甲氏はこれまでいくつかの職を経験してきており、現在は某公共機関でパートタイム職員と…

(8)華やかなステージ上での暴力

世界中が見守る中で、突如、ステージに歩み出た男は、ステージに立っていた男の左頬に平手打ちを食らわせた。この2022年3月27日の米国アカデミー賞授賞式での出来事は、世界中で大きく報道されており、議論されている。 事件の詳細は色々に報道されて…

(7)明るい彼女は暗かった

「私、本当は明るい性格なの」 よく彼女はそう言った。日曜日の午後、久しぶりに訪ねた彼女の家で、私は彼女の話を聞いていた。冷えかけた私の煎茶を捨て、新しいお茶を淹れながら、彼女は静かに話し続けていた。私は、新しい熱々のお茶を気を付けて啜りなが…

(6)賢者は一日に3分間以上考えない

人間は考える葦である。 パスカルの言葉に異論をはさむつもりはない。私たちは、日々、考える。実に様々なことを考える。この全世界、この全宇宙のことでさえ、私たち一人ひとりの思考の中に存在する。 しかし、気を付けなくてはならない。考える葦ならば、…

(5)”人を呪わば穴二つ”というが、用意する穴は一つでよい

「人を呪わば穴二つ」 そんな諺(ことわざ)がある。その意味はよく知られているとおり。しかし、二つ掘った穴のうち、実際に使われるのは二つめの穴だけだ。 崇徳上皇や平将門の時代にも、呪詛が実在していたかどうか、私はしらない。しかし、現代において…

(4)人生の名人料理人

近所に素晴らしいラーメン屋さんがある。手打ちの麺は弾力があるが固くはなく、スープは出汁(だし)がよく出ていて味わい深い。これ見よがしに飾り付けた豪華さはないが、スープと麺と具のバランスが絶妙なのだ。 ひとたびこの店を訪れると、誰もが異論なく…

(3)人の価値はどこに住んでいるかで決まる

田舎町に住んでいると、色々な人に出会う。面白い人もれば、退屈な人もいる。計算高い人もいれば、大雑把な人もいる。都市の方が色々な人がいると思うかもしれないが、そんなことはない。 人間には、長所もあれば短所もある。いや、長所も短所もないと言った…

(2)今できることだけを考える

ある会社が最大の経営危機を迎えていた。経営者、役員、従業員たちは愛社精神に溢れ、この危機を乗り越えようと苦悩した。 会議では様々な議論がなされた。 「隣町にできた会社は当社と同等の製品を3割も安い価格で販売している。ここ数年で業界全体の売り…

(1)礼儀作法

ひと昔まえのこと、テレビ番組などでやたらととりあげられていた礼儀作法。その道の専門家という方が登場し、日常的にありふれた場面を例にとって、「これは失礼なやり方です」「これが正しい礼儀作法です」と説明する。 奇妙な違和感をもった。 礼儀作法と…